皮膚(表皮・真皮)の構造図 | 断面図で肌の機能がわかる

肌は表皮と真皮と皮下組織で出来ている
皮膚の構造を下記の画像で紹介します!

皮膚の構造イラスト・断面図

表皮の構造

図:表皮の構造

皮膚の断面図と真皮の構造

図:皮膚の断面図と真皮の構造

皮膚は表皮・真皮・皮下組織という3つの部分の構造から成っています。
この3つの機能について簡単に説明します。

表皮はお肌の最も表面(外側)にあります。
水分の保持と外部からの刺激や異物混入を防ぐ役割があります。

真皮は表皮と皮下組織の間にあります。
お肌のハリやシワに関して重要な関わりがある部分です。

皮下組織は『皮下脂肪』という言葉ある通り大部分が脂肪です。
体温保持や衝撃吸収といった役目があります。

顔の皮膚(表皮・真皮)の厚さは

表皮の厚さは0.1mmから0.2mm
このうち角質層だけで0.02mmほど
真皮の厚さは2mmから3mm。

このように言われています。
ただし、当然ですが、人によって異なります。

特に顔の表皮はターンオーバーが滞り、
古い角質が堆積している場合は分厚くなります。

お肌の透明感が失われます。
肌のくすみの原因がコレです。

また、体の部分によっても違います。
例えば顔と足の裏では厚さが全然違います。

まぶたや目の下は薄く、足の裏になると他の20倍の厚さになるとも言われています。

表皮の解説

表皮は図にように4つの層から構成されています。
角質層と顆粒層の間に透明層があると説明している専門家もいます。

●角質層(かくしつそう)
●顆粒層(かりゅうそう)
●有棘層(ゆうきょくそう)
●基底層(きていそう)

基底層にはメラノサイトというメラニン色素を作り出す細胞があります。
また基底層で新しい表皮細胞を作りだしています。

その上の有棘層はお互いが繋がっています。
これにより表皮が崩れずに支えられています。

顆粒層までくると徐々に細胞がつぶれていきます。
死ぬ直前の表皮細胞が顆粒層の細胞です。

一番上の角質細胞は死んだ細胞です。
しかし、保湿と外部からの防御という2つの役目があります。

真皮の解説

真皮は表皮と皮下組織の間に位置しています。
ここには主に以下のようなものがあります。

●コラーゲン
●ヒアルロン酸
●エラスチン
●線維芽細胞
●皮脂腺
●汗腺(アポクリン腺・エクリン腺)
●血管
●神経

真皮の状態はエイジングに大きく影響します。
シワ・たるみ・治らないシミも真皮が原因の1つです。

表皮の構造図を徹底解説(イラスト付き)

表皮は肌の一番上(外側)にある層のこと!
肌のキメやみずみずしさは表皮のケア次第。

表皮のイラスト

表皮の構造.png

図:表皮の構造図・イラスト

表皮は4つのの層から出来ている

お肌の一番上にある表皮は角質層(かくしつそう)・顆粒層(かりゅうそう)・有棘層(ゆうきょくそう)・基底層(きていそう)という4つの層からできています。

表皮の中で最下層の基底層で細胞が生まれて徐々に上にあがっていき、最後は垢となって外に出ます。これをお肌のターンオーバーと呼びます。

角質層の特徴

角質の大きな役目は2つのバリヤ機能!
保湿と外部からの刺激から守ること。

一番上の角質層は角質細胞で出来ています。
角質細胞は死んだ細胞です。角質細胞には核がありません。
死んだ細胞が体を守っているということです。

お肌が干からびないのは角質が水分の蒸発を防いでいるからです。
また、外部からの刺激や菌・ほこりといった異物の侵入を防いでいます。

表皮は一番下の基底層で新しい細胞が生まれます。
この細胞が徐々に上にあがってきます。
これお肌のがターンオーバーです。

顆粒層(かりゅうそう)の特徴

ここは角質細胞になる1歩手前の顆粒細胞が存在する階層です。細胞の中にケラトヒアリンという顆粒があるため、このよう呼ばれており、この上の角質層の細胞を作るのに欠かせないプロフィラグリンを含んでいます。

場所によって違いますが、顆粒層だけで2から4層が重なっていると言われています。

有棘層(ゆうきょくそう)の特徴

表皮の中では最も厚みのある部分です。ここも5から~10層が重なっていると言われています。この細胞は円形をしており上の顆粒層に近づくにつれて平べったくなっていきます。

また、ここにはランゲルハンス細胞という樹状細胞も存在しているのが特徴です。ウィルス・紫外線・寒暖情報などを脳に伝えたり、微生物・化学物質などの異物を見つける役割を持っています。

基底層(きていそう)の特徴

基底細胞が存在する場所で1層で成っています。ここにはケラチノサイトとメラノサイトという細胞があります。ここで細部分裂が行われ表皮細胞が生まれます。お肌のターンオーバーの出発点です。基底層の下には基底膜があり、その下に存在する真皮を守っています。

また、メラノサイトは色素細胞(メラニン色素)でお肌を紫外線から守るとともにシミの原因にもなります。

お肌のターンオーバー

古い細胞から新しい細胞へとお肌が生まれ変わることをいいます。
このターンオーバーは表皮の機能です。

14日間で顆粒層まで上がっていきます。
14日間で角質層から垢となって剥がれ落ちます。
これを角化ともいいます。

通常は28日間と言われていますが年齢や肌質により異なります。
40歳のころには40日~90日間以上かかるとも言われています。

メラニン色素を作って肌を守る

基底層のところでも紹介しましたが、一番下の基底層にはメラノサイトがあります。
これはメラニンを作り出す細胞です。

メラニン色素も通常はターンオーバーと共に外部へ排出されます。
残ってしまったものが消えないシミとなります。

基底区膜の下の真皮に落ちてしまうと真皮はターンオーバーしないため、美容整形クリニックで対処しないとシミがなかなか消えません。

表皮の中でもターンオーバーが滞っていたり大量にシミが発生するとなかなか外に出れずにシミが残ってしまうことが多々あります。

メラニンによって紫外線からのお肌の破壊を守っています。
従って、シミはお肌の防御機能の1つです。

表皮と保湿の関係

表皮の水分のうち一番上の角質層は約30%
それ以下の層では約65%の水分が含まれています。

約3割の水分を占める角質層の保湿が肌のみずみずしさのキメ手!
角質層は死んだ細胞なので剥がれやすくなっています。
これをつなぎ止めているのが角質細胞間脂質です。

角質細胞間脂質の約40%がセラミドという脂質で出来ています。
セラミドは年齢とともに減少していきます。
このため、化粧品で保湿対策をするなら、セラミドの補充が最も大切です。

真皮の構造図を徹底解説(イラスト付き)

真皮は表皮の下に位置している!
エイジングケアは真皮対策が重要

真皮の構造をイラストで紹介!

真皮の構造.png

図:真皮の構造・イラスト

真皮の構造について

真皮は以下のような成分・機能から構成されています。この部分は表皮のようにターンオーバーしません。しかし、例えばコラーゲンは数年で入れ替わると言われていますが遅すぎて期間がわからないそうです。

表皮の厚さがおよそ0.2mmといわれていますが、真皮はおよそ2mmなので10倍程度の厚みがあります(厚さは体の部分によっても異なります)。

  • コラーゲン
  • ヒアルロン酸
  • エラスチン
  • 線維芽細胞
  • 皮脂腺
  • 汗腺(アポクリン腺・エクリン腺)
  • 血管
  • 神経

肌のふっくら感と深いシワは真皮のケア次第

真皮はお肌の弾力とハリを生み出しています。
その主な構造はコラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチン
この3つのタンパク質から成っています。

他には、皮脂腺があり、これが毛穴から出て天然の皮脂膜を作ります。
皮脂と汗腺からの水分により肌が乾燥しないように防ぐお手伝いをしています。

また、ところどころに線維芽細胞があります。
これがコラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンを作りだしています。
古くなったコラーゲンやエラスチンの分解も行います。

コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンの役目

コラーゲンは高原線維というタンパク質でゴムのように伸び縮みします。
これがお肌の弾力とハリを生み出しています。

そのコラーゲンをところどころ支えているのがエラスチンです。
エラスチンがないと支えられずにハリが出来ません。

これらの隙間を支えるように存在するゼリー状のムコ多糖類がヒアルロン酸です。
ヒアルロン酸は1gで1リットルという大量の水分を保持することが可能!
ゼリー状の水分が真皮を埋めつくしているということです。

真皮のコラーゲンの割合は

真皮の構造は以下の通り!
コラ-ゲン(約70%)
エラスチン(約5%)
それ以外(約25%)

コラーゲンが真皮の約70%を占めています。
これらは年齢とともに再生能力が劣り減少していきます。

真皮の抗加齢対策はコラーゲンとヒアルロン酸の補充が重要です。
コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンは『たんぱく質』です。
たんぱく質はアミノ酸から出来ています。

化粧品での補充は不可能

真皮の成分は残念ながら化粧品での補充は非常に難しいということです。
お肌の上層にある表皮がバリアの機能を果たしています。
これが邪魔して成分が真皮まで浸透できません。

超浸透型ビタミンC誘導体(APPS)なら真皮に届くという見解もあります。
しかし、確実に届けるには美容整形の施術が一番!

美容整形で施術する

お肌の外から真皮を復活させる手っ取り早い方法は美容外科です。
ここで光治療機器を使って真皮のコラーゲンを増やす施術を受けると効果あり!

さらには、コラーゲン注射、ヒアルロン酸注射、ビタミンC注射があります。
針で真皮に直接注入すると劇的に効果があると言われています。

美容外科でのビタミンCのイオン導入も効果がある方法です。
しかし、家庭用のイオン導入器では出力が足りないため角質層程度しか浸透しません。

家庭用でも高額なイオン導入器では真皮まで届く商品もあるようですが、
確実なのは美容外科クリニックでの施術です。

自分でできることは食生活の改善

コラーゲンを増やすには食事で栄養を摂り入れることが重要です。
とはいえ、コラーゲンを食べてもそのまま全部がコラーゲンにはなりません。
食べたものは一旦、アミノ酸まで分解されて必要な成分へと変わります。

3大栄養素といわれるのが脂質・糖質・タンパク質です。
この中でお肌に特に重要なのはタンパク質!
タンパク質は肉・魚などです。

また、ビタミンCも真皮に有効です。
ビタミンCはコラーゲンの産生を促します。

真皮はターンオーバーしない?エイジングケアは何歳からするといいの!

皮膚のターンオーバーは表皮だけ
真皮にまで傷がつくと治りにくい

スキンケアに関する情報を読んでいると
よくターンオーバーというお話がでてきます。
これは表皮の新陳代謝のことを言います。

表皮は28日で新しい細胞と入れ替わります。
このことを『ターンオーバー』と呼んでいます。
つまり、真皮はターンオーバーしません。

真皮層は生まれ変わらないのか?

真皮にはコラーゲンやヒアルロン酸があります。
これが減少・破損したりすると治りにくい!

なぜなら真皮のターンオーバーはありません。
しかし、コラーゲンも新しくなります。

ただし、数年という単位でかかるようです。
このため正確な期間はわからないといわれています。

真皮層が壊れてからでは遅すぎる!

このような仕組みのため、真皮が壊れる前に対処が必要。
しきりにエイジングケアの重要性が叫ばれているのはこのため!
真皮のコラーゲンやヒアルロン酸が減少してからでは遅い!

すでに20歳を超えると肌の老化が始まるといわれています。
遅くともエイジングケアは25歳からは始めた方がいい!
といわれています。

エイジングケアは何歳からするか!

このあたりは人によって、かなりの差があります。
ターンオーバーも早い場合28日、遅いと90日以上といわれています。

このように、人によって差が大きいです。
エイジングケアの年齢も人によって異なります。

ただし、老化が始まる年齢は20歳以降です。
20代半ば以降ならエイジングケアを始めましょう。

顔の皮膚全体の構造

顔の皮膚の構造を解説(1)

上の図は超簡単&単純にした構造図です。
一番左側が顔の表面で一番右が頭蓋骨です。

①表皮

一番表に位置しているのが『表皮』です。
新陳代謝により1~3カ月で細胞が入れ替わります。

さらに細かくいうと表皮の表面が角質層という階層です。
化粧品でケアできるのは、この角質層です。

②真皮

表皮の下にあるのが『真皮』です。皮膚の中間にあります。
コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンなどが存在します。

この部分はターンーオーバーしません。
ここにシミや傷があると自宅では治りにくくなります。

③皮下組織

皮下脂肪がある部分で、ここまでが皮膚と呼ばれます。
上の真皮と共に血管や神経が通っています。

エネルギーの貯蔵庫でクッションの役目もあります。
体温の維持にも重要な役目を果たしています。

顔の皮膚の構造を解説(2)

ここからは皮膚の下です。たるみはコノ部分も影響しいてます。
このあたりまで知らないと『たるみ』の原因が理解できません。

④SMAS

顔にはSMAS筋膜という膜が皮下組織の下にあります。
美容整形のリフトアップはこの辺りまで施術します。

⑤筋肉

この位置に『表情筋』という筋肉があります。
顔のたるみは筋肉の衰えからもきています。

筋肉が衰えると表皮や真皮が支えられなくなります。
すると頬や口元に横などの皮膚が下がります。
これも『たるみ』の理由の1つです。

顔の皮膚の構造を解説(3)

皮膚の所々にリガメント(靭帯)があります。
皮下組織と骨をつなぐ重要な役目を果たしています。
貝柱?みたいなものです。

骨と皮膚は全てが密着していません。
リガメントというポイントごとに接続しています。

つまり、リガメントのある部分は支えられます。
リガメントのない部分は支えられずに垂れ下ります。

老化が進行すると、リガメントの少し下あたりが垂れます。
このようにして頬の『たるみ』が発生します。
老人になると複数個所が波のようにたるむ理由がコレです。

スポンサーリンク

Follow me!